SaZaE

「フネです。若い夫婦が感情に任せて突っ走れば、それを諫めるのは年長者の責務なのでしょうが、教科書通りにいかぬのが世の中の常という諦念が染み付いている老躯の胸中には、綺麗事でありすぎると嘲笑するような自分も感ずるのです…」 「ウゥ…ガアアア!」…

「ワカメです。お父さんの指示を無視して飛び出したお姉ちゃんとマスオ兄さんを見れば、カカア天下は一目瞭然なのですが、そんな血が自分にも流れてることは自己嫌悪にも繋がったりして…。だけど、そんな思春期の1ページさえも許さない状況が現在の磯野低に…

「マスオです。カツオ君捜索の妨害のために現れたノリ助君とタイ子さんとの戦いの中で、タイ子さんは巨大な竜に姿を変え、僕らを紅蓮の炎で消し去ろうとするのですが、サザエの炎を纏った刃もまたノリ助君を捉えているのでした…」 「ノリ助さん、これで終わ…

「マスオです。カツオ君捜索のために動き出した僕達ですが、手がかりをつかめぬまま、夜が明けようとしているのでした…」 「どう、マスオさん?」 「…ダメだ。カツオ君の魔力を探ってるんだが、探知できない」 「じゃ、意図的に妨害をしてる奴がいるってこと…

「マスオです。カツオ君が行方不明になってから一週間が経ちました。そろそろサザエの我慢も限界のようで…」 「…もう我慢できないわ!父さん、あたしカツオを探しに行きます!警察なんてアテにできないわ!」 「待ちなさい。闇雲に探して見つかるものでもな…

「カツオです。甚六さんを退けたものの、重傷を負った早川さん。そんな僕たちの前に現れた人は…」 「磯野、怪我は無いか」 「先生!?どうして!?」 「ここではいつ追っ手が来るかもわからん。まずは移動しよう。流れる星の如く!ルーラ!!」 「…ここは?…

「カツオです。突如現れた甚六さんによって窮地に追い込まれる早川さんだったのですが、僕はそれ以上に女子供には扱えない、『重さ』の象徴である鋼の剣を軽々と扱う甚六さんにどうしようもない『男』を感じ取ってしまうのでした…」 「ぐっ…うぅ…」 「ホラ、…

「カツオです。前回早川さんによって花沢さんの魔の手から解放されたのですが、結局こんなことに…。うっ、もうイキそうだよ…」 「んっ…お口じゃなくて…イク時は中で…ね?」 「くそっ…、もうどうにでもしてよ…」 「!誰だ、そこにいるのは!!」 「は、早川さ…

「カツオです。カオリちゃんを焼死体にされて以来、花沢さんの肉奴隷としての毎日が続いています。逆らえばメラミなので逆らえません。誰か助けて…」 「何やってんの、磯野君。さ、58回戦始めましょ」 「無理だよ…。もう何発だしたと思ってんの…」 「じゃ、…