書いたのにYりんにカウントしてもらえなかった世界の憂鬱

非常に高い完成度ですね。軍団文庫の作品は小生今まで読んだことが無かったので、余計に新鮮でもありました。でもこれを書いた御伽先生ですら佳作ですからね。大賞の作品はどれだけのレベルなのか楽しみです。
閑話休題
内容に関してなのですが、基本となる舞台がネット上の日記という設定は面白かったですね。ボーイ・ミーツ・ガールものって表紙に書いてあるのに登場人物が全員男という点も興味深かったですし。あっれ、っかしいなぁ…。まぁ、小生が疲れてるだけかもしれませんしね。はっはっは。そんな中だからこそ必死に可愛くあろうとするもんさんの姿が印象深かったりもするわけで。見所は随所に散りばめられていると思うのですが、特に終盤辺りのマチきゅんと幹事長が二次元がいかに素晴らしいかを議論する場面の描写は鬼気迫るものがありました。っていうか、小生若干引いちゃいました。なんか御伽先生って三次元の女性に対してトラウマ持ってるんじゃないかって感じがして…。や、小生が無駄に深読みしてるだけでしょうけど。後はYりんがカウントの件についてごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいって神に謝罪する場面ですね。これは胸にこみ上げるものがありました。余談なんですけどごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいには元ネタがあるみたいですね。温帯先生が執筆なさってる「御大軍団」シリーズのファイナルアタック編だったかな?軍団文庫の作品は色々な所で相互にリンクしてるらしいので今度読んでみたいと思います。たぶん次読むのは園長先生の「リュウエンチョー」シリーズでしょうけど。園長先生と言えば二次元について書かせたら鉄板ということで有名ですからね。期待しています。