毎日が日曜日だった日々が、そうでなかった日々でさえも、今想いを馳せれば「あれは全て夢だったのではないか」と本気で感じる程に現実感の伴わないものになってしまった。
シャングリラか、エルドラドか、あんな日々は本当に在ったのだろうか。
大切にしていなかったわけではない。
大切にしていたつもりだ。
だけど、どんなに大切にしても大切にしきれないものがあるのかもしれん。
どんなに後悔しないように最善を尽くしても、畢竟、後悔に収斂するものがあるのかもしれん。