セプテンバーラブ


もう一周したくなって、イヌに芸を仕込みながらチマチマ読んでたのです。
最近は中々読む時間がとれなくてさ…。成績落ちれば通報されるし、女の子相手に読んでる場合でもないし。週4で女子性徒っていうのはありがたいんだけどねぇ。


感想としては、やっぱし救いの無いハナシで、まぁそこが売りなんだけど。
ハサとギギのテントの中での会話ってのはお富さんの男女観の表れなんかなとか、ハサが捕虜にされた後の話にも十分に紙面を割けたからこその面白さなんだろうなと思う。MS戦で終わらせなかったのは良かったよ。


毎回ノベルを読む時はそうなんだけど、値段もうちょっと上げてもいいから挿絵を増やせよと感じる。豚の読んでるものが悪いのかもしれねーですが。脇役ならいいけど、頻繁にでてくるキャラなのに挿絵も登場人物紹介もなかったりすると、似てそうな他のアニメのキャラとかを当てはめて読んじゃうんで。あと、絵があっても分かりにくい場合とか。ケネスなんてあの挿絵じゃ大佐にしか見えないすけど。そう思ったが最後、もうケネスが出てくると大佐の顔しか思い浮かばなくなってしまう。余談ですが、ユニコーンのアルベルトは豚の中では海馬剛三郎になってます。


今回もお富さんのネーミングセンスは遺憾なく発揮されてた。
あのハゲ、名前に関してはホントにセンスいい。ア・バオア・クーなんて、初めて聞いた時は子供心に「なんだかわけわからんが、とにかく最終決戦を予感させるような凄みがある…」と感じたものです。
耳慣れない新鮮さと、すんなり受け入れられるだけのまとまりを持ってる言葉ってのをはそうそう出てくるものでもないんだろうけど、そこがお富さんの力なんだよなぁ。響きをカッコよくしようとすると結局使い回された言葉を使うことになっちゃうからインパクトに欠けるし、かといって奇抜なの使うと冒険になる。
個人的にはお富さんはその冒険を成功させ続けてるイメージがあって、お富さんが「アニメばっか見てる奴に面白いアニメなんて作れるわけない」と言うのも頷けてしまうというか、頷かざるをえないというか。ア・バオア・クーにしても今回のマランビジーにしてもお富さんのアニメ的なものとは関係ない部分の知識がものを言ってるわけで、アニメしか見てなけりゃ知識を引き出そうにもアニメからしか引き出せないから「お約束」っぽいもの、焼き直しになるのが不可避なのやもしれん。
モビルスーツとかオーラバトラーなんてのはもともとあったものをくっつけただけなんだけど、それでここまでカッコよくなるんだからやっぱ純粋なセンスなんだよなー。
つーか、なんでこんなお富礼賛になってんだよ!